ベートーベン・ウィルス(終) 11/02/17 Thursday
一度はリタイアしてしまったこのドラマ。
どうもカン・マエが苦手だったのだけれど、今回は完走できました(何話か抜かしたけど)。
実は管理人はフルート吹き(アルトサックスと持ち替え)で、オケにもいたことがあって
やはり演奏シーンにはじっくり注目してしまいました。
それと、俳優さんの楽器弾いてるふりにも気をとられて(笑)
カン・マエ(キム・ミョンミン)が、マンガ「美味しんぼ」の主人公に見えた件。
トゥ・ルミ(イ・ジア)が、室井滋に似てるように思えた件。
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ツイッターで否定されて笑われましたww
それからフルートのハ・イドゥン(ジュニ-:「IRIS」にも出演)の名前がハイドン
から付けられたというのも興味深かったかな。
ともかく、やっぱりこのドラマはイケメングンソクくんが短髪で良かった←
一応ネタバレになるので、記事をたたみますね。
カン・マエをソクラン市響の指揮者に迎えるヴァイオリン奏者のルミ。
快適な環境での待遇をということだけど、なんでグンソクくんの家の1階を提供??
グンソクくんはその2階に住むことになって半同棲じゃん~~~~~
カン・マエの愛犬の名前が「トーヴェン」
犬の世話までさせられるグンソクくん。。。なんだかなあ。
グンソクくん(役名カン・ゴヌ)は停職中の警察官でトランペット奏者。
絶対音感を持ち、一度聞いた旋律は完全に再現することが出来るため、楽譜を必要とせず、
その読み方も知らなかった。やがて、正式に音楽を勉強することの必要性に気付いて、カン・マエに師事する。
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(ウィキりました)
結局、カン・マエとルミたちは分裂して、カン・マエは別メンバーで市響を組織。
ルミたちはグンソクくんを指揮者として、オーディデョンに臨むことになり。。。
オケ出身の私としては、二人の指揮者っぷりにも大注目していました。
「傲岸不遜な実力至上主義者だが、天才型ではなく努力型の音楽家」であるカン・マエ。
一方、天才型のグンソクくん。
かなり楽譜に忠実なカン・マエの指揮に対して、自由な編曲をして指揮しながら音を楽しむ
ようなグンソクくんの恍惚とした表情~~やっぱグンソクくんの勝ちね!
ルミは耳の病でだんだん聴力を失ってしまう・・・
補聴器をつけてヴァイオリンを弾くのね。
彼女と親密になったカン・マエだけど、「耳が聴こえなくなったら音楽はできない」と
冷たい言葉を平気で吐く(事実といえば事実かもしれないけど)。
でも、ある日、うたたね中に自分の耳が悪くなってオケの音が全部ズレて聴こえる夢
にうなされていた。このシーンは、音楽をやっていた人でなくてもショックだと思う。
他のエピソードとしては、オーボエ奏者キム・ガヒョン(イ・スンジェ)の認知症がありましたね。
元不良のフルート奏者イドゥンと親しくなり、認知症が進行してしまうと、イドゥンのことを
亡くなった娘と思い込んでしまい・・・イドゥンは自分の名前を忘れてしまったガヒョンに
「私のことを忘れないでよ!」と泣きながら訴えていた。
熟練したオーボエ奏者のガヒョンだったけれど、最後は結局施設に入ることになりリタイア。
イドゥンはコンクールで2位に入賞したのだけれど、ガヒョンの施設入りの日と重なったため
自分の入賞結果も聞かずに、高速バスターミナルに駆けつけ、涙でガヒョンを見送りました。
登場人物の中には、トランペットとチェロ奏者が韓ドラおなじみのキャストだった。
馴染みの顔が見れるのも、韓ドラの楽しみの一つですよね。
オケのオーディションの日。
夫の浮気騒動でモメたチェロと、徘徊して姿を消してしまったガヒョンを探すトランペットとフルートの3人が
集合時間に間に合わなくなり。。。
カン・マエは、その3人の代役も立てるからすぐに会場に来いという。
出場時間も最後に回してくれた。
でも、グンソクくんの出した答えは「一人も欠かせない」ということ。
3人が揃うまでホールには行かないのでした。
結局は間に合わずにオーディションは終わってしまった。。。
でもホールでは演奏できなかったけれど、その後街に椅子を並べて無料で演奏するシーン。
「自分たちは、演奏したいから演奏するんだ」
オケの前に集まった聴衆、伸び伸びと演奏するオケメンバー、そしてまた音を味わうグンソクくん。
これも印象的なエピでした。
カン・マエはというと。
新しい市響を率いていたけれど、市長選があり、嫌味な新市長のもとで演奏しなくてはいけなくなる。
かつては、大統領の前で公演を中止したことすらある彼が、新市長の就任式で演奏した曲とは。
ジョン・ケージの現代音楽で、4分30秒間まったく無音の曲!
カン・マエ、すげえ~~~、つーか、ジョン・ケージ、すげえ~~~!!
でもそんなことで市長から指揮者の座を降ろされて、役職もない顧問にさせられてしまう。。。
カン・マエはグンソクくんの先生となっていたけれど、彼の自由な曲の解釈での指揮に
次第に自分のペースを乱されてもいましたね。
そんなところも、音楽をやっていた私としてはとても興味深かったです。
クラシック音楽もいろいろ聴けたし(チャイコが良かったなあ)、音楽用語も出てきたりと
今まで見たことのない題材のドラマでした。
現在は、ものすごい数の韓ドラが地上波・BSで毎日放送されているので
あれこれチラ見している状態で。
次には、何のドラマのレビューが書けるのか、自分でもモルゲッソヨ。
でもやっぱり韓ドラはたのしいです~
【ちらっと追記】
グンソクくんのトランペット奏者としてのエピを思い出しました←
最初にルミが依頼した1stペットのヤツが偉そうで。
遅刻してきて、曲が始まっても携帯で話していて。
1stのパート抜きで演奏が進行していたけれど、途中からグンソクくんが
見事に1stを吹き初めて、ヤツをぎゃふんと言わせ、抜け出させるシーン。
あの曲(題名知らないけど)も胸がスカっとするいい曲だったわ。